偶然の出来事から始まったロングピコット

作品紹介

2冊目の本に載せてある色んな技にご関心をお持ちになられた皆様に、私は心あたたかくなるこの頃です。

色々な技の中には長い時間をかけて研究をしたのもがほとんどですが、

指を使ったロングピコットは偶然の出来事から始まりました。

紙で作ったロングピコット用に厚紙を、一々左手で右手に持つ針に置いて編む余計な動作が気なるころに、

針で目を編む時にたまたま右の人差し指に引っかかってしまった糸を外すときに閃いたのです。

すぐに指を2本、3本、4本とかけてロングピコットを作ると一々ピコット用の厚紙を針に置く必要も要らなくなりました。

そしてロングピコットは作るのが面倒と思われる事もなく、

この作り方は早いし、いくらでも沢山作る事が出来るのです。

それからずっと、その技をレッスンで生徒さん達に教えてみんなで楽しんでいます。

せっかくこんな簡単にロングピコットを作る事が出来るんだから作品に活用したいと思い、作った作品をSNSに載せました。

ヘアピンレースのようにも見えるとのお話も頂いてました。おしゃる通りに、ヘアピンレースぽっく作ったのです。

その後、ヘアピンレースぽいもの以外に活かせたやり方はないかとまた研究。

今回の本の13ページの作品になりました。

そしてジグザグ編みになるまでの道のりはこうです。

 

写真のように針に糸を通して、両側のロングピコットの中を交互に通すだけは何だかつまらなんかったですね~。

今度はロングピコットを2回ずつ巻いてから交互につないでみました。

これもつまらないな~と思いました。

何日も過ぎったある日、娘が着ていたセーターの模様が目に入ってきたのです。かぎ針!!と思い、

セーターにある模様の形になるように作ったのです。

指で作るロングピコットの作り方でマフラーのロングピコット、ジグザグ編みの模様は偶然の出来事から生まれたのです。

指を使ったロングピコットの作り方を生徒さん達に教えると、皆さんの反応は同じです。

“まじで?!”のような目が点になる感動を受けている様子でした。

新刊を出すまでにひとつ、確認することがありました。

私が開発した新しい作り方くぐリングシリーズがすでに存在する作り方なのかを調べることです。

日本では、30年以上タティングレースをやってらっしゃる方や先生、古いタティングレースの本から調べましたが

ありませんでした。

ではニードルタティングの盛んな国アメリカはどうかと、アメリカに29年住んでいる手芸大好きの親友に調べてもらいました。

ただ、親友の彼女は大きい手術をしたばっかりでしたのでいくら何でもと、ためらいました。

私の事をよく知る彼女は、私の気持ちに気づいて自分から調べてあげるんだと言ってくれたのです。

申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、アメリカに行ったとしても私には調べることも出来ないので彼女の言葉に甘えてお願いしました。

彼女の知り合いの色んな手芸の講師に聞いたり、タティングレースの書籍、図書館などで調べった結果、

私の開発したくぐリングシリーズはアメリカに無いことを確認するのは難しく無かったようでした。

スッキリした気持ちで裏技を含めて、他の本にはない沢山のテクニックを皆さんにご紹介出来る喜びは大きかったです。

ところが一つだけ、

親友と色んな話をしているうちに、何の心配もしていなかった指を使うロングピコットの作り方がアメリカにはあると聞いた時には

ビックリ(私が初の発見したのではない?!)、かっかり(偶然発見してラッキーと思っていた自分へ)、喜び(私と同じ考えの人がいた)

と色んな気持ちになりましたね~

ですので、指を使って作るロングピコットだけは私が偶然発見してても、すでにある作り方になります。

しかし、親友の話だとアメリカなどの国ではタティングレースで大きい作品を作る人は少ないんだそうです。

そう言えば、ニードルの会社の社長バーバラさんの作品も小さなモチーフをキルトなどにつける作品がほとんどでしたね。

親友もアメリではキルトがポピュラーな手芸で、そこに刺繡などを加えて楽しむ人が多いんだと言ってました。

でも、日本では指を使ってロングピコットを知っている人がほとんどいないので、今回の本の紹介で多くの方々が楽しく作れたら嬉しいです!

実は指4本分よりもっと長く、簡単に作る方法もあります。どうやらその方法はまだアメリカにはないようです。

その方法はまたの機会にご紹介出来たらと思います。

 

ニードル・シャトルタティングだけではなく、多くの手芸の基礎の作り方や昔から伝わる沢山のモチーフをみて考えると

先人の知恵にただただ頭が下がるばっかりです。

先人の知恵があるから今の私達は次へつなぐことが出来るのだと思います。

 

くぐリングシリーズのように時間かけて研究して開発した作り方に比べて

指で作るロングピコットの偶然の技はただのラッキーだと思いましたが、ニードルタティングからの励ましのメッセージではないかと

勝手にそう思いました。

とにかくみんなでニードルタティングレースを楽しみましょう!

今泉でした。

 

 

 

 

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