• HOME
  • ニードルタティングレースについて

ニードルタティングレースの第1人者が教える、奥深いテクニックと上品な仕上がり

ニードルタティングレースの普及の活動を行っております

ニードルタティングレースについて

ニードルタティングレースについて

ニードルタティングレースは、

各ヨーロッパで1800年代半ばより前には発祥していたのではないかと言われていて1900年代初頭には、その文化が徐々に広まりました。

英語のwikiに、1859年Florence Hartley著の

Ladies’ Hand Book of Fancy and Ornamental Workではニードルタティングの手法が

載っているから、それ以前に盛んになっただろうと書いてあります。

どこの国の人とはどこにも書いていないけれど、ヴィクトリア時代の手芸作家となっているのでイギリス人かもしれません。

 

また本の説明には、南北戦争時に物が買えず作る必要があった時代の手芸の指南書だったとあることから、彼女または本がアメリカにつたわったことは確かでしょう。

現在はニードルタティング用の専門の針がアメリカの2社で発売されていることから、ニードルタティングレースはアメリカが1番盛んだと思います。

ニードルタティングの本

日本では、テレビで紹介されたシャトルのタティングレースが主に知られている現状ですが、 実はタティングレースは何種類かの道具を使って出来るのです。

その1つがニードルを使う技法です。

どの家庭にもある手縫い針のような針で編めるのです。

手縫いの針よりは少し長いです。針の先は刺さらないように丸くなっています。太さも何種類かあります。

針

針と糸の組み合わせで細かい物から太い物まで自由自在に作る事が出来るのもニードルタティングの最大のメリットです。

針が作品になる基本のダブルステッチを揃えてくれるので、タティングレースを無理なく始める事も出来て、習うその日から小さいけど1つの作品を完成する事が出来るのです。

ニードルタティングは作りやすいのに、タティング専門店にしかその針は販売されてないので、身近な手芸屋で手に入れて手軽に始める環境ではないのが日本の現状です。

国内針の大手の何個社に声をかけてみましたが、まだ販売などの予定ではないとのお返事を頂きました。

とりあえず普通の手芸屋で手に入れやすいのはぬいぐるみ用の針などがありますが、あくまでも限られた物しか作れません。

ニードルタティングの専門の針を日本でも作って頂く事により、手軽に編める身近な編み物の1つになって欲しいと強く思います。

タティングの専門店でも以前は中々置いてなかったのが、今はいつでも買える環境を作って下さったので感謝の気持ちです。

ただ売れ切れたら次の注文や日本に到着するまでの期間がかかるのです。

どうか日本の針の会社様にお願いしなければなりません。

1本のシンプルな針でタティングレースを楽しく、しかも簡単に編めるのって素敵だと思いませんか?

 

 

タティングレースとは

タティングレースは(tatting lace)は、シャトルと呼ばれる舟形の小さな糸巻きに巻いた糸を使って結び目を作っていくレースの技法です。
タティング、タッチングレース、シャトルレースとも呼ばれております。

タティングの結び目の技法は古代エジプトにまで遡りますが、実用を目的としたものと考えられ、装飾的なレースの技法として、起源は明確には分かってません。
一説には、16世紀のイタリアで基礎的な技法ができたとされております。

その後17世紀前後はタティングレースの繊細な編み方に魅了され、ヨーロッパの王妃や貴婦人達の間で愛されて、日本では明治初期くらいから宣教師により入って来たと言われております。