ニードルタティングレースの第1人者が教える、奥深いテクニックと上品な仕上がり

ニードルタティングレースの普及の活動を行っております

当会概要

ご挨拶

こちらの日本ニードルタティングレース協会のホームページにいらした皆様。

 

ご興味を持って下さって誠にありがとうございます。

 

シャトルタティングレースがテレビの影響で流行り始めてから多くの方々がシャトルに触れ合い、タティングレースを楽しんでおられているでしょう。

 

タティングレースは表目と裏目のワンセットのダブルステッチが何個も集まって

丸い形のリングになり、橋みたいなアーチの形のチエィンになり

素敵な模様がうまれ、1つ作品になるのです。

 

その繊細な作品に魅了されて次から次へとより素晴らしい作品を作りたい気持ちにさせる、そんな編み物です。

 

ですが、作りたいけどシャトルの編み方で挫折した方々は少なくありません。

 

ニードルタティングはどうでしょう。

 

私はニードルタティングレースを長年研究してきて専門としていますが、シャトルも楽しんでいます。

それぞれの魅力を感じております。

 

そこで言えるのはニードルの方はストレスなく始められます。

 

では、ニードルが本当に簡単なの?

シャトルではダブルステッチを覚えるまで大変なのに?

と疑問をお持ちの方々もいらっしゃるのです。

 

シャトルは1本の糸に直接結ぶような作りなのでそれぞれの目が揃えなければ形になりませんが、出来上がりは全体的にしっかりしています。

 

ニードルの場合は針に一旦、

覚えやすいダブルステッチを作って置き、針の穴にかけてある2本の糸を通してから1本の糸に結ぶ事になるので、針のおかげでダブルステッチは簡単に作れるのです。またその分出来上がりはシャトルより少々ふっくらしてきます。

 

昔々その昔にヨーロッパのどなたかが、きっと難しくない編み方をニードルで研究していたのでしょうか。その理由だけではなかったと思いますが、ちょっと想像したらふっと笑ってしまいます。

 

私はニードルを勉強する時に、ニードルに関する外国の古い書籍に出会う時もありました。

出来上がった作品を拝見させて頂くと、昔から今までのモチーフはそう変わらないなと思いますが、モチーフは今よりシンプルでした。

 

そして、昔の作品は現在よりもっとふっくらしてみえましたね。

 

私がニードルのデモンストレーションをやっていた時に、シャトルの経験者の方から

こんな事を言われました。

『ふっくらしたニードルなんてタティングレースじゃないわ!』とおしゃいました。

 

お話がしたかったのですが、その方はすぐにお姿を消してしまいました。

 

本当にそうでしょうか。

 

ふっくらしたのはダメ?

 

それに、もっとふっくらした編む方法のタティングレースもあるのに

それもダメって言う事でしょうか。

その方の個人的なご意見で承りました。シャトルへの愛もよく分かりました。

 

でも、昔と違ってニードルタティングも針と糸の太さを変えればシャトル同様の細かい作品も作れます。

 

ニードルの1番良いところは習い始めのやりやすさと

間違った時に解きやすい事かと思います。

私のせっかちな性格にピッタシです。

 

糸の始末もボンドなど使わないで綺麗に仕上がりますよ。

 

ふっくらしたのがデメリットだと思った事は一度もありません。

 

ニードルは細かいアクセサリーから太い毛糸の糸まで使いやすいです。

アクセサリーはパールやビーズなどもとっても使いやすいのです。

わざわざ他の針はいりませんし、自由に使えます。

 

じゃ誰でも簡単に出来るのだからレッスンなど要らないのでは?

と思われるのも当然でしょう。

 

最近はYouTubeが一般的に知恵袋みたいな感じて身近な事から

ニードルタティングの編み方も外国の方などの親切な動画がありますね。

残念な事にその動画を少しみただけで出来るようになったからと

すぐに商品を作り販売などに手にかけてらっしゃる方、おられます。

自由な国ですから私からは何にも言えませんし、指摘する立場でもありません。

 

ただ、お買い上げた方々に満足して頂ける商品になっているか、

基本になるダブルステッチも綺麗に揃っているか、形がねじれていないか、

作品のデザインはご自分の物なのか…

ちゃんと確認していらっしゃるかをその方にお聞きしたいところです。

 

色んなタティングレースの技法の中では、ニードルタティングは始めやすいのは間違いないですが、最終的に綺麗に仕上がるのが大事で、それまでにはそう簡単には出来ません。

 

ニードルだけではなく、他のタティングレースの話でもあるのではと思いますが、

 

ニードルに手が慣れて1つ1つの形がねじれて無いように作るための沢山のテクニックを使わなければ綺麗な作品には出来ません。

 

その事をお伝えするために、正しく綺麗に編める事をお伝えするために、

そして、ニードルタティングレースの発展のために

 

このホームページを立ち上げました。

 

皆様。

是非、綺麗に編めるニードルタティングレースに触れ合ってみてはいかがでしょうか。

 

日本ではこれからの手芸です。一緒に歩んでみませんか。

ドアはいつも開けてあります。いつでもいらして下さいませ。

会長 今泉熙美(イマイズミ ヒロミ)