キット作りの舞台裏 ~動画付きキットができるまで~

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こんにちは。

このページを訪れてくださってありがとうございます。
久しぶりに動画付きキットを作りました。
1つの
キットに対して、レッスン2~3回分の内容ですのでご自宅でじっくりと好きな時に学びながら作れます。

動画付きのキットをお届けするまでには、実はとても長い道のりがあります。
せっかくの機会ですので、「どんなふうに作られているの?」ということを少しだけお話しさせてください。

まずは、作品をご覧ください~


ハーモニックスクエア
https://www.aphyu.jp/product/3849

 


まさかのハート
https://www.aphyu.jp/product/3851


幸運がいっぱいの
https://www.aphyu.jp/product/3850

作品が生まれるまで◆
キットの元になる作品は、いきなり完成するわけではありません。
何度も試作を重ねて、時には数日、長ければ1ヶ月近くかかることもあります。
「あ、これだ!」という形にたどり着くまで、編んではほどき、ほどいてはまた編、時にはハサミでちょん切る…ようやく完成。

編み図の作成◆
今AI時代とは言え、1から作るリング、チェイン、ピッコトの大きさや形を同じ編み図の中でもそれらを変えながら
作品によっては1日でできることもありますが、数日かかることも多いです。細かい部分まで丁寧に、丁寧に描き上げていきます。

動画を撮りながら、もう一度作る◆
動画付きキットになりますので、完成した作品をもう一度作り直しながら撮影していきます。
でもこれが、なかなか一筋縄ではいきません。
    ・夢中になりすぎて、気づけば手元が画面から外れていたり
    ・撮影後に見返したらピントが合っていなくて、ぼやけて見づらかったり
    ・「録画できてるよね」と思ったら、ボタンを押し忘れていて、最初から撮り直し
そんなことが何度もあります。
一発で完璧に撮れることなんて、本当にないんです。

編集は「見やすく、分かりやすく」◆
動画を撮り終えたら、次は編集作業です。
これがまた、かなり時間がかかる大仕事。一番時間が必要とするかも知れませんね。
長いままだと見る方も疲れてしまうので(購入した人からの要望あり)、ポイントごとにカットや早送りを入れたり、補足映像を追加したり
ただ作るだけじゃなく、見やすく、伝わりやすくなるように工夫します。
字幕(テロップ)も入れていますが、私にとって日本語はまだまだ難しいところもあって、辞書を引きながら何度も書き直したり、表現に悩んだり
動画の内容と字幕がずれていないか、確認も何度も繰り返します。

◆動画の仕上げに
動画のオープニングやエンディング、BGMも試行錯誤しながら選びます。
中々「これだ!」と思えるのが無くて…いろいろな案を試します。沢山のBGMの種類の中に作品の内容に合う音楽が思ったより少ないのです。
数十回と
聴き過ぎって気持ちが悪くなる時もあるのですよ。本当に。音の調節さえ確認のために何度も聞いて…。プロの方々尊敬します。まじで。

◆限定公開のYouTubeへアップロード&QRコード作成◆
サムネイルの設定や各種チェック項目をひとつずつ丁寧に確認しながら進めていきます。
1つのキットには動画が一つではありません。沢山ある動画を1つずつYouTubeにアップロード
それぞれのURLをコピーしてから
QRコードをダウンロードへ
ちゃんと移動してるのかをQRコード毎にダウンロードする前1回目の確認。
ダウンロードした後にYouTubeへ移動するのかを2度目の確認。
その後に編み図の中に組み込み、
プリントした紙からも移動出来るか3度目の確認をします。
「ワンクリックで完了!」とはいかず、ひとつひとつ問題をクリアしながらようやくダウンロードの完成するのです。

◆ 作品のタイトルなど表紙デザインと印刷へ
QRコードの問題がなけらば本格的に印刷へ進みますが、毎回作品のタイトルをどうつけようか、作品をどう見せれば良いか表紙のデザインに悩みます。
でも楽しい作業にもなりますね。この後の印刷が問題なのです。パソコンで出来上がった映像は印刷された写真の鮮明さや色が全然違うので
確認しながら
「これで大丈夫」と思えるまで何枚も繰り返しのテストの印刷するのです。いやらしくなりますがインクの値段はとても高いです。
やっと出来たと思っていたらキット内容の文字に間違いや漏れが発見!となるともう一度印刷へ…ま、自分のミスだからしょうがないですが…

◆ キット内容の準備
まず糸を巻きます。と簡単にいいますが巻く前に糸の量を測ります。作品に使う量よりはいつも余裕分を計算して測ります。1つ1つが同じ量になるようにまずとても長い糸を伸ばします。糸を測る機械があればよいですがアナログなやり方になります。糸がとても長いので絡まないように慎重に巻きます。適当に巻くと汚い巻き方になるのをご存知ですか?きれいに巻
く…私には簡単ではありませんでしたね。
またいやらしくなりますが糸の値段がいきなりトン!と値上げしてビックリしましたね。
その後のキットの部品を漏れないように確認して1つ1つずつ個別に包装して袋につめます。

販売の準備◆
最後はキットを販売してくれるお店のホームページ用の文章作成や価格の決定へ。
そちらのホームページに載せる細かい詳細を書く作業が残ってます。私個人的苦手の日本語の文章がね…
価格を決めるのも簡単ではありません。
すべての作業時間を反映したら、とても高額になってしまいます。
でも、買う立場の方の気持ちも大切にしたい。
私がその立場だったらどう感じるか何度も自問しながら、慎重に決めています。
ちなみにデリケートな話ではありますが、販売価格すべてが私の手元に入るわけではありません。
物価高いのご時世、お店側のご事情により取り分もかなり高いです。お店も大変だから仕方ないです。
タティング専門店として現在、健在して頂きたいです。

最後に…◆
こうしてキットが一つ完成し、あなたの元へと届くまでに、実にたくさんの手間と時間、そして何よりも「想い」が込められています。
たくさんの苦労と愛情が詰まったキットです。
ですので値段が高いと思われて時には上記の説明の最後、までの訳をお察しくださいね〜
「本当にこれが欲しい」と思ってくださる方に手に取っていただけたら、それが私にとって何よりの幸せです。
そして、ニードルタティングレースが少しでもあなたにとって身近な存在になるきっかけになれば嬉しいです。

長い文章になってしまいましたが、(ここまで直しのくり返しに費やした時間は4日間)最後まで読んでくださってありがとうございました。また、キット作りの裏側を知っていただけたら嬉しいです。


キットにご興味がある方は

Aphyu(アピュー)
〒152-0035
東京都目黒区自由が丘3-6-11
ハウスプチ1階1号室
お電話 0364212135

まさかのハート
https://www.aphyu.jp/product/3851

ハーモニックスクエア
https://www.aphyu.jp/product/3849

幸運がいっぱいの
https://www.aphyu.jp/product/3850

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